FXのスワップポイントについて詳しく解説させて頂きます。
【スワップポイントとは】
スワップポイントとは金利差益のことです。
一般的に銀行に貯金すると金利がもらえます。
FXでは通貨ペアの金利差がプラスであれば
スワップポイントとして金利が受け取れます。
例えば
通貨ペア、『ドル/円』を買った場合、金利の高いドルを買って
金利の低い円を売っていることになります。
(ドルの金利)-(円の金利)=スワップポイントとなります。
円の金利は無いに等しいので、ほぼドルの金利分が
受け取れるということです。
(金利は変動制なので、上記の金利は参考値です)
実際には
アメリカの金利1.75% - 日本の金利0.1% =1.65%(金利差)
低金利国の通貨で高金利国の通貨を買うと金利差が生まれ
保有しているだけで、金利差益がもらえるということです。
【スワップポイントが付与される条件】
ポジションを持ったからといって、すぐには付与されません。
翌日までポジションを持ち越す(ロールオーバー)ことが
付与される条件となります。
ポジションを持ち越すと翌日の朝7:00頃に付与されます。
(証券会社により条件の違いはあります)
基本的にスワップポイントは土曜、日曜も毎日付与されますが
証券会社が土曜、日曜はお休みの為、平日に土曜、日曜の分も
付与されます、水曜日に3日分付与される証券会社が多い様です。
【スワップポイントを支払う場合】
スワップポイントはもらえるばかりではありません。
支払う場合も当然あります。
上記の通貨ペア、『ドル/円』の場合ですと、買った場合は
スワップポイントをもらえますが、売った場合(※1)は
スワップポイントを支払うことになります。
日本の金利0.1% - アメリカの金利1.75% = -1.65%(金利差)
※1売った場合とは売りポジションを持った場合のことで
決済した場合ではありません。
支払う場合も毎日スワップポイントは口座から引かれることに
なります。
【FXのスワップポイントのメリット】
例えば、通貨ペア『ドル/円』を買った場合、スワップポイントを
もらえますので、外貨預金をしているのと同じです。
外貨預金は売買の度にFX取引より大きな手数料が必要ですが
FXは発注時のスプレッドのみです。
FX口座を開設する必要がありますが、通常の外貨預金に比べて
手数料を抑えて、外貨預金と同じことができます。
【FXのスワップポイントのデメリット】
スワップポイントが欲しいから、ポジションを持っても
為替レートが変動して、為替差益により、損をしてしまう
場合がありますので、注意が必要です。
また、金利も変動しますので、今までスワップをもらえていたのに
急に、支払うことになる場合もありえます。
これでFXのスワップポイントについての解説を
終了させて頂きます。
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最後までご覧頂きましてありがとうございました。
当記事は、2018年3月26日時点の情報です。ご自身の責任の元、安全性、有用性を考慮頂き、ご利用頂きます様お願い致します。
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